17 1月 WQCのモノづくり

美容機器の役割

美容機器とは、外観をより美しくするために使用する機械です。人間はその歴史から鑑みても、痩せたい、肌を綺麗にしたい、お顔を引き上げたいといった欲求が常にあります。そんな欲求に機械という文明の力を活用して応えるのが美容機器です。人類の進化と共にテクノロジーは発展してきましたが、その技術や知恵を美容に役立てるために結集した機械が美容機器といえるでしょう。

美容機器はなぜ必要か

美容機器は、老化に伴って増えるシワや、食べすぎによって付いてしまった脂肪を効率的に改善することに役立ちます。人間の力や知恵では及ばない領域をテクノロジーの力で解決する機器です。そのため、綺麗になりたいと思ったときに直ぐに効果を引き出し、ドラスティックな変化を起こすために必要となるのが美容機器となります。

美容機器を使用するタイミング

それでは、美容機器はどのようなタイミングで使用すれば良いのでしょうか？ 「美顔器を使ってみたいけど、使い方がわからない…」「美顔器の使い方が複雑だと使えないかも…」とお考えの方は多いかと思いますが、美容機器は手軽にスキンケアを行うために使用します。また、その効果を最大限に発揮するためには適切な3つのタイミングがありますので、ご紹介いたします。

①洗顔後

洗顔後の肌は、余計な皮脂やメイク汚れなどがオフされて清潔な状態になっています。 このタイミングで美顔器を使うと、化粧水や美容液などのスキンケア用品が肌に浸透しやすくなるのでおすすめです。 「スキンケア用品の入りが悪い」「保湿力が高い乳液をたくさん塗っても肌が乾燥する」という方は、洗顔後に美顔器を使うと悩みが解消されやすいので参考にしてください。

②お風呂上がり

お風呂上がりは血の巡りがよくなっているため、美顔器を使うとスキンケア用品が浸透しやすくなります。また、浸透力がアップするだけでなく、毛穴の汚れが落ちやすくなるというメリットもあるのです。体温が上がり、毛穴が開いているお風呂上がりに美顔器を使えば、気になる毛穴の悩みも解消されるでしょう。

③寝る前

「1日2回使うのは時間的に厳しい」という方には、寝る前の使用がおすすめです。 肌の再生が最も活発になるのは、22時から深夜2時の間ですから、その前に美顔器を使ってスキンケア用品を肌へ浸透させておくと、翌朝の肌がより良い状態になります。 寝る前のホッと一息つくタイミングで、テレビを見たり、お気に入りのアロマを焚いたりしながら美顔器でケアをすれば、リラックス効果も得られるでしょう。

現在の美容機器市場について

美容家電市場は2022年現在伸びている業界といえます。2020年から続くコロナウイルスの影響でインバウンド需要に依存していたプレイヤーが軒並み業績を落としましたが、その後に到来した空前のおこもり需要に伴い、美容家電のニーズは高まっています。 最近ではメンズ美容も盛んになってきており、スキンケア、メイク、脱毛が当たり前となってきていることから、今後も美容機器の市場は拡大していくと考えられるでしょう。 そのような市場の中で、様々なプレイヤーが参入してきております。日本のみならず、海外のプレイヤーも参入して、業界構図は複雑化しているのが現状です。しかしながら、日本の丁寧なモノづくり、おもてなしの心を持った手厚いサポートを武器により革新的で便利な商品を開発していくことが、美容家電市場で生き残ることには必要となってくるでしょう。

美容機器市場の開発トレンド

昨今の美容家電開発における流行は、製造委託開発となっております。自社では主なコンセプトを考案し、製造は日本国内や海外の工場に委託を行います。商品の開発及び製造を他社に任せ、自社では販売網の構築やEC上での広告に注力するというスタイルは、開発製造コストを最小限に抑えることができ、効率よく商品を世の中へ届けることが出来ます。 一方で、研究、開発、製造をすべて自社で行い、自ら作った機械を自社で販売するというスタイルもあります。弊社はこのようなスタイルを取っておりますが、膨大なリソースを美容機器の研究開発に割く必要があり、決して楽なやり方では御座いません。しかしながら、美容機器に関する知見の蓄積や、お客様への手厚いサポートを行うためには最善のやり方であると自負しております。

美容機器の開発手順について

マーケティング

開発する製品の仕様を決めていきます。 開発時点での市場、自社のブランディング、自社が持つ技術を分析して、どの様な商品がお客様から指示頂けるかを考案します。

機能の考案

開発する製品の機能を決めていきます。 マーケティングにて出された結果から、お客様が求めている機能を付け、自社で研究している技術の中から最大限効果があるように設計します。

デザイン考案

開発する機械のデザインを決めていきます。マーケティングにて出された結果から、お客様の求めているデザインと、自社のブランドコンセプトを掛け合わせ、人間工学に基づいてお客様が1番使いやすい仕様にデザインします。

電子回路設計

開発する機械の電子設計を行います。出力の強さや、それに伴う効果を考慮して機械内部の機能性を高めていきます。その中で、実証実験を重ねて効果の有無を科学的に立証させていきます。この工程に1番時間を掛けます。

販売

開発する機械の販売設計を決めていきます。どの様にお客様にお買い求め頂くかを考案します。例えば、ECサイトでお客様へ商品を販売するか、全国のサロンで商品を販売するかと多岐に渡ります。これにより、今後の営業方針が決定されます。

今後の美容機器市場について

現在の美容機器市場は拡大傾向となっていると記載をしましたが、ではこれからの美容機器市場はどのように変化していくのでしょうか？ これからの美容機器市場は、より個人個人に合ったケアが出来るようなデバイスへと変化していくと考えます。IoTやビッグデータの活用により、個人のスキンケアに対するお悩みの傾向が情報化され、その日の気温や湿度、生活習慣などから、今日のスキンケアはこのように行ってくださいといったようなアドバイスが美容機器からユーザーへ提供されます。ユーザーはその情報を基にスキンケアを行い、より肌トラブルのない生活を送ることが可能となり、美容機器はなくてはならない存在となっていくでしょう。

WQCの役割について

今後のWQCの役割として、自社設計で日本製に拘り、お客様に寄り添ったサービスができる企業として活躍することを第一に考えます。弊社のミッションである、お客様の自信を創造する企業として今後も愚直にものづくりに向き合い、お客様の生活を豊かにする製品を生み出し続けたいと思います。